WPAについて

WPA結成背景

1978年、アメリカで産業廃棄物を下水道に排水する取り締まり強化のための条例「事前処理基準」が制定されました。それから14年後、バージニア州環境改善局はプロモーションビデオを作成し、「水なし印刷」を奨励。行政が印刷業者に対し、規制厳守につながる「水なし版」の使用を啓蒙するという画期的なできごとが起こりました。

WPA結成

このキャンペーンは全米の印刷業者を刺激。その結果、1993年9月に印刷業者40社、機材メーカー27社が米国シカゴに結集し、「水なし印刷」の採用を啓蒙する団体である WPA ( Waterless Printing Association ) が結成されました。水なし印刷のシンボルであるバタフライマークは、「水なし版」を使い、環境保全に積極的に取り組む印刷会社にのみ使用が許可されるマークです。

EWPA

1977年、印刷技術のメッカにして環境保全大国ドイツでも水なし印刷を実施してきた印刷業者が立ち上がりました。デュッセルドルフで結成された EWPA ( Europa Waterless Printing Association ) は、結成3年間で、数多くの印刷会社が会員となっています。

日本WPA

WPAが水なし印刷を認証するバタフライマークは、FSC認証紙やSOYINKなど、環境ラベルと同じように行政や企業、そして印刷業者からマーク取得の気運が高まってきました。2001年の「環境報告書」で初めてバタフライマークを掲載したトヨタをはじめ、日産、国土交通省、オムロン、セイコー電子などの企業や行政が発信する印刷物にバタフライマークを掲載しており、水なし印刷を指定する企業が増えてきております。昨年のJGAS2001において、凸版印刷をはじめとする日本全国のWPA加盟印刷会社約20社が集まり、日本のWPA活動の第一歩を踏み出しました。そして2002年5月、日本WPAとして正式に発足し、水なし印刷を通じた環境保全、事業発展、延いては印刷会社全体の発展に向けて、様々な活動に取り組んでまいります。

バタフライマーク

WPAマークの蝶は、オオカバマダラ(Monarch Butterfly)といい、世代を超えて渡りをすることで有名で、米国の国蝶にもなっています。この蝶は北米の東半分に分布し、夏の間は、カナダ中部付近で生息していますが、秋になると北米から3800kmもはなれたメキシコまで南下して集団で冬を越し、春になると分散し、世代を繰り返しながら北上するという生活をしています。最近では公害や開発の影響で、エサとなる樹木が減少し、その生息域も年々少なくなっています。

日本WPAのHPはこちらです。

http://www.waterless.jp/